設立趣旨

設 立 趣 意 書

近年、国内外において、大規模地震が相次いでおり、東海・東南海・南海地震については、今後30年以内に発生する確率が非常に高いと指摘されています。

このため、建物の耐震化は急務であり、政府・各自治体において、耐震改修を促進する施策を推し進めているところです。

また、先般発覚した建物の構造計算書の偽装問題は世間を大きく揺るがし、建築士の信頼を大きく失墜させたといえます。

こういった状況下において、われわれ建築構造に携わる者としては、構造設計の重要性の普及啓発及び構造専門家の更なる育成といったことが喫緊の課題となっています。

よって、ここに、耐震診断改修計画評価の円滑な推進を図ると共に、耐震強度に関する課題研究を行い、建築構造技術者の技術向上及び耐震診断にかかわる建築構造技術者の相互研鑽を図り、その成果を社会的に普及させると共に、会員の建築構造の本質への理解を深めることを目的とする「兵庫県建築構造技術研究会」を設立することとします。

つきましては、この研究会に賛同される方々のご参加を求めます。

 平成18年10月30日  

                                                      発 起 人   (所属は設立当時)         

神戸大学 名誉教授 三谷  勲
神戸大学   教授 長尾 直治
エーアンドディー設計企画 山田 正人
建築ディレクト社  福良  徹
誠和学院まちづくりサポートセンター 四宮 忠明